YGYL191用語集 · 324語
パンチャ・コーシャ〈五蔵〉
Pancha Kosha (The Five Sheaths)(パンチャ・コーシャ)
Pañca Kośa (パンチャ・コーシャ)
पञ्च कोश
パンチャ・コーシャは「五つの鞘(さや)」を意味し、最内奥の真我(アートマン)を覆う、粗大から微細への五つの入れ子の層を指す。
意味
パンチャ・コーシャは「五つの鞘(さや)」を意味し、最内奥の真我(アートマン)を覆う、粗大から微細への五つの入れ子の層を指す。 アンナマヤ(食物=肉体の鞘)・プラーナマヤ(呼吸=生気の鞘)・マノーマヤ(心・感情の鞘)・ヴィジュニャーナマヤ(叡智・識別の鞘)・アーナンダマヤ(真我に最も近い歓喜の鞘)の五つである。
背景
この模型は、人間を、灯のなかの灯のように、より微細な鞘が次々に前の鞘を貫く連なりとして描く。 ヨガはこれらの層を内へと辿る旅——身体・呼吸・心・知性を精錬し、気づきが歓喜の鞘に、さらにその奥の、五つが纏う真我に憩うまで——と理解される。 — 『タイッティリーヤ・ウパニシャッド』
実践への示唆
アーサナはアンナマヤを、プラーナーヤーマはプラーナマヤを、瞑想とプラティヤーハーラはマノーマヤとヴィジュニャーナマヤを精錬する。 指導者はこの地図を用い、実践が身体だけでなく存在のあらゆる層に触れることを示す。 その日その生徒が「どの層で取り組んでいるか」を捉える枠組みとなる。
指導者の視座
鞘を、積み重なった別々のものではなく、入れ子で互いに浸透し合うものとして提示すること——一つの変化はすべてに波及する。 コーシャは真我を露わにするために剥がされてゆくもの=旅であって目的地ではない、と強調すること。
