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YGYL227用語集 · 324語

ヴリッティ〈心の揺らぎ〉

Vritti (Mental Fluctuation)(ヴリッティ)

Vṛtti(ヴリッティ) ※多義性のため重複記載

वृत्ति

心の場(チッタ)の揺らぎ——水面の波のように意識を絶えず横切って立ち現れる、思考・知覚・印象の働き——を指す。


意味

ヴリッティは「動き」「変様」または「渦」を意味する。 心の場(チッタ)の揺らぎ——水面の波のように意識を絶えず横切って立ち現れる、思考・知覚・印象の働き——を指す。

背景

パタンジャリはヨガを「チッタ・ヴリッティ・ニローダハ(心の揺らぎの静止)」と定義し、五種のヴリッティ——正知・誤認・分別(想像)・睡眠・記憶——を挙げる。 苦をもたらすか否かにかかわらず、いずれのヴリッティも気づきの表面を波立たせる。 ヨガはこの波が鎮まり、水が澄みきるまでの静けさである。 — パタンジャリ『ヨガスートラ』1.2・1.5〜6

実践への示唆

瞑想において、生徒はヴリッティが立ち現れ過ぎ去るのを、巻き込まれずに見守ることを学ぶ。 指導者は、落ち着かなさ・段取り・思い出しをヴリッティ——実践の失敗ではなく自然な動き——として説く。 弛まぬ実践は、波と波のあいだの静けさを次第に長くする。

指導者の視座

ヴリッティが在ること自体は問題ではなく、無自覚に流されることが問題だと安心させること——気づきが最初の自由である。 チッタ・ニローダと組にして、ヨガの古典的定義が一つの句として生きるように伝えること。