YGYL208用語集 · 324語
随喜
(ずいき)
Sympathetic Joy (シンパセティック・ジョイ)
Muditā (ムディター)
मुदिता
随喜は、他者の幸福や成功を、我がことのように喜ぶ心である。
意味
随喜は、他者の幸福や成功を、我がことのように喜ぶ心である。 妬みや比較の対極にあり、他者の善き事がそのまま自分の喜びとして立ち上がる状態を指す。
背景
ヨガスートラ 1.33 に説かれる四つの態度——友愛(マイトリー)・慈悲(カルナー)・随喜(ムディター)・平静心(ウペークシャー)——の一つである。 それぞれ、幸福な人・苦しむ人・徳ある人・不徳な人に向けるべき心として示される。 随喜は徳ある人に向けられ、心を濁らせる嫉妬を静かに溶かす働きを持つ。
実践への示唆
他の実践者の進歩を見たときに湧く比較の念を、そのまま喜びへ転じる練習として扱われる。 クラスでは、誰かができるようになった姿を皆で喜ぶ空気をつくること自体が、随喜の実践になる。
指導者の視座
随喜は、努力して感じるものではなく、比較がゆるんだときに自然に現れることを伝えること。 「喜べない自分」を責めさせないこと——妬みに気づくこと自体が、すでに実践の入口である。 指導者自身が、他の指導者や生徒の成長を喜ぶ姿を見せることが、最も強い教えになる。
